不安を和らげるセルフケア

皆さんお元気ですか?
毎日暗いニュースで不安になっていませんか?

こんな時こそ心と身体を癒してあげたいと思うのですが、今は我慢の時なので、今日は簡単にできる手のツボをご紹介したいと思います。

元気がない時「精をつける」とスタミナのつく料理を食べることがありますよね。
その「精」が東洋医学のエネルギーのことです。

でも「精」がうまく巡らないと健康には結びつかず、呼吸などから取り入れる「気」に動かされて体内を巡ります。

そして「水」は体液や分泌液にあたり、不要なものを排出します。
「気・血・水」のバランスが保たれて健康な状態になると考えられています。

気の流れるラインを経絡(けいらく)と呼び、経絡の流れるルート上に流れを調整する「経穴(ツボ)」があります。


今日はこの「厥陰心包経(けついんしんぽうけい)」にあるツボをご紹介します。
セルフケアにお役立てください。


1.労宮(ろうきゅう)

血流を促すことで、酸素が体中に行き渡り、筋肉の疲労回復と脳の活性化を促します。また自律神経を整え、緊張を和らげる働きもあります。
気持ちが落ち込んでいる時や、集中力を高めたい時におすすめです。


《場所》握りこぶしを握り、中指と薬指の先端が当たる部分がツボです。

反対の親指で息を吐きながら1・2・3と押していき、4で止め、息を吸いながら5・6・7と圧を抜いていきます。

2.大陵(だいりょう)

動悸やストレスを癒す時に使われます。イライラ、心配性、睡眠が浅い、鬱々とした気分が続くときに、心を落ち着かせてくれます。また、手関節痛や腱鞘炎などにも役立つ。

《場所》手のひら側で手首のしわの中央(二本の太い腱の真ん中)

反対の親指で息を吐きながら1・2・3と押していき、4で止め、息を吸いながら5・6・7と圧を抜いていきます。


3.内関(ないかん)

精神を安定させるとされ、自律神経のバランスを整えて穏やかな気分にする効果が快眠をサポートしてくれるツボです。また平衡感覚を正常にする働きがあり、胃の不快感や吐き気を和らげ、乗り物酔いに効くとされています。また、二日酔いに効くツボとしても知られています。

《場所》手のひらを上に向けた状態で、手と手首の境目にあるしわの真ん中から指3本分ひじ側へ進んだところにあります。

反対の親指で息を吐きながら1・2・3と押していき、4で止め、息を吸いながら5・6・7と圧を抜いていきます。


この3つは、わかりやすく押しやすい場所にあるので、ぜひテレビを観ながら優しく押してみてください。

では、元気に笑顔でお会いできる日を楽しみにしています。

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